米グーグル、利用者の追跡制限へ プライバシー保護を強化【毎日】

米グーグル、利用者の追跡制限へ プライバシー保護を強化
毎日新聞 2019年5月7日 08時16分

ウォールストリートジャーナルでも報じられています。

グーグルが「クッキー」を制限、新ツール発表へ
WSJ 2019 年 5 月 7 日 07:02 JST

 通常、Web閲覧はブラウザからWebサーバにリクエストを送り、その際にWebサーバが送られてきた情報を(主にデータベースに)記録します。
 Cookie(クッキー)というのは、その逆を実現する為の簡易データベースの仕組みです。Webサーバ側からブラウザ上にデータ(HTMLや画像など)を返送するときに、オプションとしてブラウザ上に記録したい情報をCookie情報として一緒に送ります。ショッピングサイトやソシャゲなどで「ログイン状態」などを管理する為にも用いられています。
 昔はテキストファイルに1行づつ情報が記録されていましたが、今は「SQLite」という主にブラウザ上で使う簡易データベースを使っているようです。
参考:
Chromeのクッキーの生データはsqliteのテーブルとして保存されている

 実際にこれを記録するかどうかは、ブラウザ側に委ねられています。
(なので、一部のサイトではCookieを使えなかったり制限をかけているブラウザだと、利用出来ないという事態が生じてきます。)

 情報を削除するかは、サーバー側が指定した有効期限になってからということに、Cookieのルールとして決まっています。
 なので、見せるのはマズい情報は「閲覧制限」をかける、という形になります。
 ただ、何を以て見せたらマズいかというのは利用する人によって違ってくるので、その判断が難しく、Google社は今まで様子見をしていた、ということです。
(※実際には、明らかな個人情報や暗号化されたデータは、既に閲覧制限がかけられています。)

 その辺りの線引きをする為の情報が集まったので、Chromeで制限をかける事に踏み切った、ということです。

 詳細は近いうちにGoogleから発表されることになります(基準を公表しないのはブラウザ利用者からしてもあり得ないので)。


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