マクロ経済スライド 年金削り、格差広げる廃止し「減らない年金」を
しんぶん赤旗 2019年6月12日(水)
物価の変動を年金額に反映させる「物価スライド」とは、また別の話らしいです。
厚生労働省のサイトには、こういう説明があります。
>「社会全体の公的年金制度を支える力(現役世代の人数)の変化」と「平均余命の伸びに伴う給付費の増加」というマクロでみた給付と負担の変動に応じて、給付水準を自動的に調整する仕組みを導入した
え。あの、これ、マクロ経済学関係ないんじゃ…。
要するに、「給付財源が無いから給付額減らすよ」と言ってるのを、なんか理由知り気な名前付けてるだけなのか。
>(2)調整期間における年金額の調整の具体的な仕組み
マクロ経済スライドによる調整期間の間は、賃金や物価による年金額の伸びから、「スライド調整率」を差し引いて、年金額を改定します。
>(3)名目下限の設定
現在の制度では、マクロ経済スライドによる調整は「名目額」を下回らない範囲で行うことになっています。詳しい仕組みは、下の図を見てください。
※平成30年度以降は、「名目額」が前年度を下回らない措置を維持しつつ、賃金・物価の範囲内で前年度までの未調整分の調整を行う仕組みとなります。
https://www.mhlw.go.jp/nenkinkenshou/finance/img/7-5.jpg
この図によると、「物価スライド」による年金額上昇を、「マクロ経済スライド」で打ち消しているようです。
スライド調整率の算定根拠は、書いてありません。