2020年第2四半期のPC出荷実績は2019年同期を維持、テレワーク需要から家庭でのPC購入が進む【ImpressWeb担】


2020年第2四半期のPC出荷実績は2019年同期を維持、テレワーク需要から家庭でのPC購入が進む─IDC Japan

2020年9月7日(月)IT Leaders編集部

https://it.impress.co.jp/articles/-/20339

>IDCJapanが、日本国内におけるトラディショナルPC市場の出荷実績を発表した。今回の調査は、同社が実施したPCベンダー調査、ユーザー調査、販売チャネル調査などを基に、独自の分析を行い算出したものである。国内のトラディショナルPC市場には、デスクトップPC、ポータブルPC、ワークステーションが含まれる(x86サーバーは含まない)。
>同社によると、2020年第2四半期は、2019年の活況の反動から落ち込みが予想できたが、新型コロナウイルス感染症(COVID19)の感染拡大を防ぐための対応策としてテレワーク/在宅勤務が促されて家庭でのPC購買が急増し、全体では2019年同期とほぼ同レベルの出荷数を維持する結果となった。
>法人市場では、在宅勤務があまり進んでいなかった中小企業を中心に、ノートPCの購入が進んだ。国や地方自治体が提供する感染症対策補助金/在宅勤務推進のための助成金も、中小企業によるPCの購入を後押ししたとIDCJapanは見る。
>文部科学省が推進するGIGAスクール構想向けのノートPCの出荷が第2四半期に始まり、法人市場を底上げした。この結果、2019年同期に2018年同期比64%と大きく伸長した市場に対し、2桁減ではあるものの17%減にとどまる結果となった。
>中小企業を中心に、在宅勤務で使用するPCを家庭で購入するための補助金を出す企業も出現するなど、家庭で仕事をするためのPC需要が急拡大した。感染症のために学校や塾が閉鎖となり、オンラインで受講する教育コンテンツに対する需要が高まり、子ども向けにPCを購入する動きが活発化した。家庭市場では、学習や仕事関連の需要でノートPCだけでなく、デスクトップPCの購買も急拡大した。


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