COVID-19騒動の煽りで、2.5次元ミュージカルをはじめとする舞台系エンターテイメントが相次いで中止・延期に追い込まれています。
新型コロナウイルス感染症の情勢を鑑みまして、4月11日(土)開催予定でしたバンドライブ“Starry Session”について、皆様の健康と安全を最優先と判断し各所協議した結果、中止・延期検討とさせて頂く事をご案内申し上げます。下記HPをご一読頂けますようお願い申し上げます。https://t.co/aE6bU2xgLV
— 少女☆歌劇 レヴュースタァライト (@revuestarlight) March 27, 2020
少女☆歌劇レヴュースタァライトやラブライブ、バンドリといった、特に10代20代に人気のあるコンテンツを提供しているブシロードも、5月以降の行く末が不透明なままの状態に置かれています。
(※この文章書いてる最中に、GWコミケ中止の速報も入ってきました。)
コミックマーケット98(5月2日~5日開催・於:東京ビッグサイト)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止の観点から、誠に残念ではありますが、開催を中止いたします。開催1か月前ほどのご案内となり大変申し訳ありませんが、ご理解のほどお願いいたします。 https://t.co/sJ9ig06NtQ #C98
— コミックマーケット準備会 (@comiketofficial) March 27, 2020
追加告知。勘違いされている方が多いので改めて説明します。5月3日は開催予定ですが政府要請があった場合は延期します。ただ延期でも状況が許せば5月3日は無観客ライブを開催したいと考えています。ご理解よろしくお願いします。
— 木谷高明 (@kidanit) March 24, 2020
2月の段階で、感染拡大防止の為率先してイベントの中止・延期を決めたブシロードの創業者・木谷高明氏ですが。
楽観、忖度、隠蔽。平和な時ならいい加減にしろレベルで許される事も緊急時では命取りになる。何でオリンピック延期の翌日から東京の感染者が急増するの?ブシロードの2月17日の朝礼でThis is a war. これは戦争だ!と宣言して対策に取り組みました。何度も言いますが今、本当に想像力が大切です。
— 木谷高明 (@kidanit) March 26, 2020
要請、要請って緊急事態でも人の善意に頼る日本は何なのか?緊急事態では性悪説で動くしかないでしょう。時限的に政府方針が強制力を持つよう法律も変更すべきだと思う。
— 木谷高明 (@kidanit) March 26, 2020
キレてる相手が政府なのか東京都なのかK-1なのかラブライバーなのかはわかりませんが。
政府の対応に不満を持っている事は間違いないようです。
これは木谷氏に限らず舞台関係者に共通していることで、”自粛”協力への損失補填を求める声が大きくなっています。
「文科相に申し入れ」。
超党派の国会議員でつくる文化芸術振興議員連盟は、政府の要請に応じて中止、延期、縮小に追い込まれた文化芸術イベントの事業者、フリーランスが多くを占めるアーティストやスタッフに対して、生じた経済的損失を補填・支援することを求めた。 pic.twitter.com/WgybgrChQw— 市田忠義 (@ichida_t) March 26, 2020
「このままではイベントという文化そのものが死にかねません。この苦境を救えるのは、融資でなく、直接の金銭的支援です。補填するならフリーランスを区別する正当な理由はありません」(エンタメ業界関係者との会合で)
政府の自粛要請で苦境にあるすべての方々に「感染防止予算」として直接支援を!— 志位和夫 (@shiikazuo) March 25, 2020
ちなみに、自民党政権が現状出している支援策は、
・フリーランス俳優へは1日4100円の補填
・イベント会社には日本政策投資銀行を通じた貸出
を用意しているだけです。
これ以降は、和牛商品券とか誰が考えてもバカとしか言えない話しか出てきていません。
ところで、2.5次元ミュージカルとは何なのか
Wikipediaには
「2.5次元ミュージカル(2.5じげんミュージカル)は、漫画やアニメ、ゲームなどを原作・原案とした舞台芸術(主にミュージカル形式)の一つ[1][2]。なお、「2.5次元ミュージカル」は、一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会が管理する登録商標である。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/2.5%E6%AC%A1%E5%85%83%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%AB%E3%83%AB
とあります。
オタクの世界では、現実に実在する人間や物体を「3次元」(現在の宇宙空間は3次元である為)と称し、それに対して漫画やアニメなどの、平面上で表現される創作物やその登場人物を「2次元」と呼称します。
一頃よく聞かれた「2次元美少女」というのも、ここから来たものです。
2.5次元ミュージカルは、2次元創作物を原作としながらも、舞台上では実在する(3次元の)俳優が演技をする為、「2.5次元」と呼ばれるようになったようです。
フラクタル数学を少しでもかじった身からすると「ふざけんな」と言いたくなる呼び方ですが、既に商標登録されてしまっているので法的には抗いようがありません。
「テニミュ」(少年ジャンプ連載の漫画「テニスの王子様」を原作としたミュージカル)が女性オタクに大ヒットして事で有名になった為、2.5次元ミュージカルも女性向けの印象が強いですが、近年は(当サイトでもしばしば取り上げている)少女☆歌劇レヴュースタァライトのように男性受けするものも出てきています。
演者には声優と俳優を兼ねる高度な技能が要求される為、代々木アニメーション学院のように専門の課程を設けて舞台俳優を育成している専門学校もあります。
そうした、いわば最先端の日本文化が、今苦境に立たされているわけです。
ちなみに、先述の少女歌劇レヴュースタァライトの延期扱いになった地方公演は、ネット配信という形でファン対策が行われています。
❣️遠足のレヴューin生放送 vol.2❣️
3/28(土)20:00~YouTubeスタァライトチャンネルにて「遠足のレヴューin生放送 vol.2」を生配信🎉 #小山百代 さん #岩田陽葵 さん #小泉萌香 さん #相羽あいな さん #佃井皆美 さん が出演🦒
お便りはこちらから➡️https://t.co/oayGKMo9iD#スタァライト pic.twitter.com/ofyoZtUsMg— 少女☆歌劇 レヴュースタァライト (@revuestarlight) March 27, 2020
WHOが警告しているように、若い人は何もしなければ、フラフラと外に出てしまいます。
(※ヒキコモリは氷河期世代の特徴です。)
この画像マジで一生使いたい pic.twitter.com/zFHfquYkaU
— しーけー📕 (@7ck_x) March 27, 2020
家にプレステがあればいいんですけどね。
みんな10万政府から支給来たらぜひSwitchとあつ森とリングフィットを買うんだ
自宅待機が100倍楽しくなるからな— くま とち狂ったグルミン推し (@unigreentea_0) March 27, 2020
コロナ対策の「お肉券」構想、農水相「財政規律上許される形で・・・」 https://t.co/cRWJQYnMOQ #tbs #tbs_news #japan #news
— TBS NEWS (@tbs_news) March 27, 2020
何もしないどころかいらんことばかりする自民党政権よりも、民間の方が動いている感すらあります。
2次元と3次元の間を彷徨う民達にも、選択の時が迫られています。