巣ごもり需要で活況となったゲーム市場はその勢いが持続するかが試される【ロイター】


展望2021:活況のゲーム業界、「巣ごもり」後に試されるソニー・任天堂
ロイター 2021/1/3
 
https://jp.reuters.com/article/outlook-game-idJPKBN28Y0Q9

>新型コロナウイルスの影響による「巣ごもり」需要で活況となったゲーム市場は、来年もその勢いが持続するかが試される。

>世界のゲーム市場は拡大傾向にある。オランダの調査会社Newzooの10月時点の推計によると、20年の家庭用ゲームのユーザーは前年比約1割増の8億人、市場規模は同約2割増の510億ドル。23年の市場は630億ドルに拡大すると予想している。
>もっとも、巣ごもり需要による追い風があった2020年との比較では、販売は圧迫されやすい。仮にコロナ禍が年央ごろに収束に向かった場合、影響が出やすいのはソニーやマイクロソフトだろうと、エース経済研究所の安田秀樹シニアアナリストは話す。

>ソニーのPS5やマイクロソフトのXboxと、任天堂のスイッチとの大きな違いはユーザー層だ。PS5やXboxは、先端技術を盛り込んで、高速・高精細な描画を売りにする。ユーザーはもともとゲームに関心のある人が中心で、巣ごもり局面では、ゲーム機を持っていたユーザーのソフト追加購入やサブスクリプション(継続課金)加入が大きく寄与した。新型機は先代に比べてユーザー数がまだ少ない。21年は大型タイトルの端境期とも見られており、コロナ収束で余暇が減れば、巣ごもりで生じた需要が落ち着きかねないという。
>国内では、新型機の出足が先代に比べて鈍いとして先行きを懸念する声もある。ファミ通の調べによると、PS5の発売日11月12日から4日間の国内販売は約12万台で、PS4の発売から2日間の約32万台に及ばなかった。需要がないわけではない。ソーシャル・ネットワーク(SNS)などでは入手困難を嘆くユーザーの投稿が見られ、オークションサイトでは定価を上回る価格で取引されている。

>ゲームの面白さに気づいたばかりの新規ユーザーは、新しく手に入れた娯楽となるゲームを、生活スタイルが元に戻ってもしばらく継続するだろうと、エース経済研の安田氏は話す。
「スイッチ本体が頭打ちになったとしても、新作ソフトの拡販効果で増益も可能」(安田氏)との見方もある。

>一方、足元では、世界的な半導体不足の懸念がくすぶる。「個人消費や企業による設備投資のコロナ禍からの戻りが速い」(電子部品メーカー関係者)ことが主因とみられ、ゲーム機は第5世代(5G)通信網に対応したスマホなどと通信チップの奪い合いになる恐れがある
>現行のゲーム機はコントローラーなどの周辺機器がワイヤレス化され、通信チップは欠かせない部品となっている。エース経済研の安田氏は「最悪の場合、ゲーム機の生産が滞るリスクがある。部品の確保も課題になりそうだ」と指摘している。

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主要な市場プレーヤーは、サイプレスセミコンダクター、パナソニック、ムラタ、シリコンラボ、ホシデン、ブロードコム、太陽誘電、富士通、STマイクロエレクトロニクス、クアルコム、レアード、テキサスインスツルメンツ、マイクロチップテクノロジー、インテル
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