焦点:GDPもう古い、「ニューエコノミクス」は地球を救うか
ロイター 2019年5月15日 / 16:26
「GDPは経済の実態を正しく反映していないのでは無いか」という疑義は30年以上前から上がっていて、日本でも大蔵省(当時)が「GDPは日本にとって不利な指標なので、創造性を加味した新しい経済指標を作ろう」と提言したことがあります。(普及しませんでしたが。)
その他にも、温室効果や放射能汚染といった環境負荷を考慮していない、オープンソースソフトウェアのような新しいビジネス基盤に全く対応していない、といった批判の声が上がっていますが、国際経済学会はアメリカ経済学会に完全支配されている為、一顧だにされていないのが現状です。
「GDP」だけでなく、「経済学」そのものを見直すくらいの段階に来ているようにも感じます。
私に対して「政治学者が経済政策を語るな」という批判が、しばしば寄せられます。専門と実務の領域は公共政策なので的外れのように感じますが、肩書に固執する人がいることも理解できます。そうした方は、正真正銘の経済学者である結城剛志さんの解説を読むといいでしょう。 https://t.co/bECBBLGXMj
— 田中 信一郎 (@TanakaShinsyu) April 7, 2019