新型コロナウイルスの第三波で疲弊している医療現場。看護師などの医療従事者のストレスも限界に達しようとしている。三次救急
2020年12月22日
https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/buzzopi-nurse
>新型コロナウイルスの第三波で疲弊している医療現場。看護師などの医療従事者のストレスも限界に達しようとしている。三次救急の病院で重症者の対応にあたる看護師の訴えとは。/
>「医療現場は、本当に本当に今がいちばん大変としか言いようがない。次から次へ呼吸器が必要な患者さんが運ばれてくる。人数が減らないんです。このままじゃ、助かる命も助からんくなると思っています」
>「コロナで埋まったとしても、事故や手術でICUに入る必要がある患者さんが減るわけじゃない。つまり、受け入れられない患者さんが出ているということなんです。ほんとうに逼迫しています」
>とうに人手は足りず、ほかの病棟からもスタッフをかき集めているのが実態で、現場は相当疲弊している。専門外の病気について必死で勉強しながら応援にあたる人や、家族感染を避けるためにホテル暮らしをしている人もいるという。
>「医療従事者はだいぶ疲れてきています。常に感染の危険と隣り合わせというストレスもある。救急医療に慣れていないスタッフもいるから、事故も起こさないように常にピリピリもしています。本当であれば提供できる医療が提供できていないことにフラストレーションも感じます」
>緊迫した現場から帰宅してInstagramを開けば、そこに並ぶのは、コロナがまるで終わったかのような、いや、コロナ以前のような、自分たちの日常とは隔絶された、別世界。
>大人数の飲み会や旅行、テーマパークで楽しむ友人たちの投稿が並ぶタイムライン。一方で、感染者数は増加の一途をたどっている。そのギャップが、樹理さんの心を追い込むようになった。
>「友だちの子どもの成長や、産まれた報告、結婚報告、つくったご飯、可愛いペット……。見たい写真はたくさんあるけれど、今は見ない方が自分の心のためだと思い、しばらくインスタとは距離を置くことにしました」
>現場の医療従事者を差し置いて、さまざまなデマ、陰謀論、そして医学的に誤っている議論が横行しているからだ。そうした投稿に「いいね」が大量について、自らのタイムラインに流れてくることが、耐えられないと樹里さんはいう。
>「もう、そういう段階じゃなくて、現実として病院にはコロナによる重症患者さんがあふれているんだよ、逼迫してるんだよって……。本当はサブ垢でもつくってそう訴えたいけれど、疲れ切って、そんな余裕もないんですよね」
>当初は「コロナよりもインフルのほうが死者が多いのでは」などとも思っていたが、実際に重症患者を受け持ち、その経過を看るようになってからは、「思っているよりも恐ろしい病気だということが、身に染みてわかった」という。
_____