>タイ政府、元野党党首を不敬容疑で告発 ワクチンで「王室人気取り」と批判
毎日 >最終更新 1月20日 23時31分
https://mainichi.jp/articles/20210120/k00/00m/030/297000c
>新型コロナウイルスのワクチンについての発言で王室の名誉を傷つけたとして、タイ政府は20日、2020年に解党された野党「新未来党」のタナトーン元党首(42)を不敬容疑で捜査当局に告発した。有罪の場合、1件につき最高で禁錮15年が科される。
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>タイは英製薬大手アストラゼネカから技術提供を受けサイアム・バイオサイエンス社がワクチンを生産する。サイアム社はワチラロンコン国王が筆頭株主。タナトーン氏はメディアに「王室が人気を得ようとする試みだ」と政府の業者選定に疑問を呈し、18日にはフェイスブック上で「王室ワクチン」と題したイベントを開いた。
>これに対しプラユット首相は19日、「ゆがめられたり事実でなかったりする情報は捜査を命じる」と警告。政府高官は20日「タナトーン氏の意図は自身の人気を得たいためだ。誤った情報をインターネット上に流したコンピューター犯罪法違反の可能性もある」と述べた。
>新未来党は19年の総選挙で躍進したが、20年2月に憲法裁判所から政党法に違反したとして解党を命じられ、タナトーン氏らは10年間、政治活動を禁止された。これをきっかけに若者を中心とした反体制デモが全土で広がった。【バンコク高木香奈】