台湾と琉球のあつれき好機と捉えた日本政府牡丹社事件の内実【毎日】


台湾と琉球のあつれき 好機と捉えた日本政府 牡丹社事件の内実

毎日新聞2020年10月28日 14時00分
https://mainichi.jp/articles/20201028/k00/00m/040/003000c?cx_fm=mailyu&cx_ml=column&cx_mdate=20201028

>琉球使節で東京を訪れた川平朝彬さんが芝で撮影した。ガラス乾板に写された貴重な写真だ
>「尚泰(しょうたい)を琉球藩王となし、華族に列す」。9月14日、琉球使節の正使・伊江王子朝直(ちょうちょく)らは明治天皇から詔書を突き付けられた。琉球国を強制的に併合する「琉球処分」の第一歩だった。通訳の朝彬さんは日本語と琉球のことばを訳しながら、琉球国の崩壊を目の当たりにしていった。
>琉球藩の設置を急いだのには別の事情があった。この前年、琉球を揺るがす大事件が起こった。琉球・宮古島の船が年貢を納めた帰路に遭難して台湾東南部に漂着し、乗船者66人のうち54人が先住民パイワン族に殺害された。琉球使節が東京に出発する約1カ月前、生存者12人が那覇に到着したばかりだった。


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