統計メールニュースNo.1139(2019.5.4)
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【本日の公表データ】
■統計トピックス No.120 我が国のこどもの数
-「こどもの日」にちなんで-(「人口推計」から)
○こどもの数は1533万人,38年連続の減少。割合は12.1%,45年連続の低下。
○こどもの数は東京都で増加,45道府県で減少。割合は沖縄県が最も高く,秋田県が最も低い。
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/topics/topi1200.html
都道府県別データhttps://www.stat.go.jp/data/jinsui/topics/topi1202.html#aII-2
子供の割合が高いのは、ダントツで沖縄県。次いで(まさかの)滋賀県、そして佐賀県・愛知県・福岡県が続いています。
「ソンビランドサガ」で、タツミコウタロー(※共産党の辰巳孝太郎参院議員とは無関係)が「佐賀は老人の割合が多い!」と叫んでますが、実際には子供の比率全国3位でした、というオチでした。
全国的に見てみると、東京都を含めて東日本で比率が低く西日本で比率が高い、という傾向があるようです。
ただ東京都は子供の数自体は増えているので、それ以上に大人の数が多すぎる、ということなんでしょうけど。
人工自然増県で名高い沖縄県も、比率で言うと、前年比より減少になっています。(県外に出稼ぎに出る人が年々減っているのが影響しているのかもしれません。)
逆の子供の数(比率では無く実数)で言うと、減少が著しいのが、大阪府を筆頭に、北海道・神奈川県。
ぶっちゃけ、都市部です。(北海道も人口で言えば札幌市居住者が大半を占めるので。)
実数で言うと都市部で子供が減っている(但し東京都を除く)、逆に地方の子供の減少はそれほどでも無い。ということがこのデータからは読み取れます。
「地方で高齢化が進んでいる(子供がいない)」みたいな言われ方を今まではされてきて、政策もそれを全体に打たれてきたわけですけど。ちょっとこれは政策の方向性を転換しないといけないデータかもしれません。