自民党議員の集団、虐待被害少女の団体に暴虐の限りを尽くす【毎日,Twitter】

 4/23、性被害や家庭内暴力から逃れた少女を支援する非営利団体「Colabo」を運営する仁藤夢乃氏のTwitterアカウントで、「自民党議員の非常識な視察」を告発するツイートがありました。


 ※バスカフェ=「Colabo」が運営する性虐待・家庭内暴力等の被害少女の居場所を確保する為の臨時滞在場所。政府によるCOVID-19(新型コロナ)緊急事態宣言によって避難場所を追放された被害少女の受け皿にもなっている。


 仁藤氏は議員名を明かしていないが、男性国会議員は自民党の馳浩衆院議員(石川1区)であることがすぐに判明する。
 撮った写真を事もあろうにfacebookに無断で晒していた。(現在は削除)


 一部に勘違いしている人がいるようですが、このバスカフェは国や東京都などからの財政などの支援を受けているわけではありません。
 (本来なら国や都がやるべき事なんですが、それは脇に置くとして)

 この日の夜、毎日新聞がWeb版でこの件を取り上げた。

視察「許可なく撮影」「すごく偉そう」 少女支援の集い、自民議員に抗議
 毎日新聞 2020年4月23日 20時30分(最終更新 4月25日 14時33分) 
https://mainichi.jp/articles/20200423/k00/00m/040/213000c


>視察に訪れたのは、自民党の馳浩・元文部科学相が会長を務める「ハウジングファースト勉強会」。コラボは虐待や貧困などの困難を抱える10代女性を支援している団体で、勉強会は、「新型コロナウイルスの感染拡大で居場所の確保に困っている人の現状を知り、支援を検討するため」(事務局)視察を申し込んだ。
>勉強会の事務局を務める阿部俊子衆院議員の事務所によると、参加した人数や問題とされている言動について詳細は把握していないが「当初先方から言われていた数より多い人数で参加したのは事実。議員間のコミュニケーション不足だった」としており

 これに対し、馳衆院議員はボランティアだったと開き直り、火に油を注ぐ。

 翌24日の毎日の続報で、「視察」を企画した阿部俊子衆院議員が罪の意向を表明するも、「責任はすべて、阿部にあります」と馳衆院議員の責任を不問に付すような言動をしたことから、事態は更にこじれる。

少女支援の団体、自民議員に抗議文 大人数視察「セクハラ、問題行為あった」
 毎日新聞 2020年4月24日 21時16分(最終更新 4月25日 14時28分) 
https://mainichi.jp/articles/20200424/k00/00m/040/241000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20200425&pid=14606

 この惨状は、地元石川県のマスコミも取り上げている。

家に帰れない少女向け施設へ…自民・馳衆院議員ら10人以上で『密視察』 勝手に撮影しブログ等に
 石川テレビ 4/24(金) 20:30 
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200424-00002274-ishikawa-l17

 25日になって、馳衆院議員がマスコミ取材で謝罪の意向を報じる。

馳元文科相が謝罪「大変申し訳ない」 「セクハラ」団体が抗議
 東京新聞 2020年4月25日 
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/202004/CK2020042502000239.html

 が。

 仁藤氏によると


 とのこと。

 仁藤氏は、この件に関するマスコミ(週刊誌?)の姿勢に対しても苦言を呈している。

 ちなみに、馳浩衆院議員は、森喜朗元総理大臣の腹心
 森政権の時に、民主党(当時)の奥田衆院議員の牙城だった石川1区を切り崩す為に、プロレスラーから転身して刺客として送り込まれた人物。

 という事情を考え合わせると、「ああなるほどなあ」という感想しかないですね。

 この人は自民党の中ではリベラル寄りだと擁護した国民民主の衆院議員のツイートが炎上してますが、リベラルどころか老害of老害たる森喜朗の流れを組む人物なわけです。

 そもそも、「視察」の目的からして、「新型コロナ対策の一環」としてやっているわけで、決して被害少女救済事業に目を向けたものでは無いわけです。
(バスカフェ自体は昨年から既にやっていることなのに、今頃になって何を視察するというのか。)

 弁解のしようがない、ということを自民党も承知しているからこそ、現在(※4/25夜)に至るまで抗議文に対する返答が出来ないのでしょうか?

 この問題は現実に被害者が出ている以上、「新型コロナ」を理由に先送りしていい話ではありません。
 党の体質の問題でもあるのですから、自民党総裁たる安倍晋三の責任も当然問われねばなりません。
 安倍晋三も森喜朗や馳浩と同じ清和会なわけですし。

 


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