ハードウェア指紋認証の新方式を開発ーより多様な情報通信機器への搭載が可能にー【日本の研究.com】


ハードウェア_指紋_認証の新方式を開発 ー世界最高効率を達成、より多様な情報通信機器への搭載が可能にー _
日本の研究.com
https://research-er.jp/articles/view/92152

>ハードウェアの“指紋”(固有の乱数値を出力する機能)を用いてハードウェアの正当性を認証する新方式を開発。
>Function(物理複製困難関数)の略。半導体チップの物理的な個体差(ばらつき)を利用して、チップ固有の出力を得る回路技術。複製が困難なため半導体チップの個体認証技術として期待されており、一部は実用化されている。
>ハードウェア認証技術は、ハードウェアの流用や偽造、不正な改ざんを防ぐ技術として、近年重要性が高まっている。

>近年注目を集める「モノのインターネット(IoT)」など次世代のネットワーク・サービスでは、ハードウェアの不正な流用、偽造、改ざんによる脅威が危惧されている。東北大学電気通信研究所の本間尚文教授、上野嶺助教の研究グループは、こうした脅威に対抗するハードウェア認証技術として、ハードウェアの“指紋”(固有の乱数値を出力する機能)を利用した認証の新方式を開発した。
>本技術により、多様な“指紋”の認証が可能となり、実現コストの大幅な削減(従来比半分以下)が達成されることから、これまで搭載が困難であった情報通信機器への利用拡大が期待される。
>現在、個人情報や金融情報といった大切な情報が情報通信機器を通してインターネット上でやりとりされることが一般的となっており、そのような情報をサイバー攻撃から守る技術が不可欠となっている。
>次世代のネットワーク・サービスでは、無数の機器がネットワークに接続されることから、ハードウェアの流用や偽造、不正な改ざんを伴う悪意ある攻撃を防ぐため接続機器(ハードウェア)の真贋判定(認証)が強く求められている。しかし、IoT機器の中には、電池やバッテリーで駆動するエネルギー制約の大きい機器も多数含まれており、それらの認証をいかに効率的に行うかが課題となっていた。加えて、近年増加している模造・偽造半導体チップの対策も課題となっていた。
>開発した新方式では、質の悪い(安全性の低い)“指紋”であっても質の良い(安全性の高い)“指紋”に効率的に変換して認証する。これにより、多様な“指紋”への適用が可能となり、長期間の運用にも耐える認証を実現する。

 要約すると、低レベル認証情報を高レベル認証情報に変換することで認証効率を上げる、という事…?
 DVD時代やそれ以前のアニメをアップコンバートとしてBD画質に対応させる、みたいなものですかね?


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