時間講師窮状浮き彫り休みとれず労働条件も説明不足【毎日】【共同】

>「時間講師」窮状浮き彫り
>休みとれず、労働条件も説明不足
>高知県教組アンケ
【毎日】2020年12月20日

https://mainichi.jp/articles/20201220/k00/00m/040/019000c

>高知県教職員組合と県高校教職員組合はこのほど、時間講師の勤務実態に関するアンケート調査の結果を公表した。アンケートからは、休暇が取りづらい実態や労働条件の説明が十分に行われていない現状が浮き彫りになった。【松原由佳】

>時間講師の窮状を訴える井上さん(左)=高知市で2020年12月7日午後2時52分、松原由佳撮影
>時間講師は正規職員が持ちきれない授業を受け持っている非常勤の会計年度任用職員。10月1日現在、県内では約200人が時間講師として勤務している。
>アンケートは10~11月に行われ、時間講師144人に配布し54人(37・5%)から回答を得た。このうち、2校以上の学校を兼務している時間講師は13人(24・1%)だった。
>県立学校の時間講師の勤務時間は授業のコマ数で数えられ、準備時間やテストの採点時間は含まれない。アンケートでは、時間割で不都合を感じることを尋ねる質問で「1時限目の次が5時限目で、時間が中途半端」「空き時間が長い」といった声が上がった。また、年次有給休暇(年休)を取得する場合、授業を休まなければならなくなることから、「制度があっても時間割の変更などをお願いしなければならず、利用しづらい」といった意見も出た。任用時に労働条件について「説明がされなかった」と答えた時間講師も15人(27・8%)いた。
>県教組などが7日に高知市内で開いた記者会見には、時間講師として長年勤務した井上圭介さん(71)も出席した。井上さんは「勤務時間に対して仕事に費やしている時間が非常に長い。休暇もほとんど取ったことがない」と窮状を訴えた。
>県教組などはアンケート結果を受け、県教委に対し、労働時間を把握し実態に見合った報酬が支払われること▽休暇が取得しやすい条件を整備すること――などを要望している。
>この問題について、県教委の担当者は取材に対し「労働時間の実態把握に努めたい」と話している。

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学校現場の長時間労働による健康被害を防ぐため教職員が医師の面接指導を受けられる態勢を全校に整えている市町村・団体は
【共同】 2020/12/29
https://this.kiji.is/716396172845350912

>学校現場の長時間労働による健康被害を防ぐため教職員が医師の面接指導を受けられる態勢を全校に整えている市町村・団体は、5月時点で全体の7割超となる26団体だったことが、群馬県教委のまとめで分かった。2年前(13団体)から倍増した。一部校のみが2団体、未整備は8団体だった。態勢づくりは法的義務で、県教委は整備を促し、学校の働き方改革を進める。

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