>新型コロナウイルスの感染拡大で子どもが学校を休む際に働く親も休みを取りやすくする政府の助成金制度。3月の創設以降、予算執行率は4分の1に満たない。助成を申請する勤務先の企業などが業務の停滞などを嫌って利用をためらっているためだ。
>状況が一変したのが一斉休校が始まった3月。近所に頼れる親族もなく、子ども2人を「丸1日、自宅に放置して働いていた」という。5年前に離婚を経験。家計を1人で支えていたため、欠勤で収入が下がるのは避けたかった。
>助成金制度を知り、収入減を気にせずに子どもの面倒も見ることができると期待して、会社に問い合わせた。しかし、会社から「ギブ・アンド・テークじゃないから、申請しない」と言われた。コロナ禍でも業務はある以上、会社側には利点がないとの考えだった。
>高橋さんは労働局に相談することも考えたが、会社との関係が悪化することを考えてためらった。子どもを自宅に置いたまま1日10時間以上働くことに強いストレスを感じるようになり、勤務中に涙が止まらなくなった。病院で適応障害と診断されて休職し、8月末に退職した。
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休まれて困るなら、臨時の人を雇えば良いのです。コロナ禍の影響で正社員化は進んでますが失業してる人は相変わらず多いのですから。
ブラック企業は経営者が一種のカルト信仰を持ってしまっているケースが多いのですが、自身の経営ポリシーを社会情勢よりも優先して政府の支援策すら拒否する姿勢は、まさに社会悪と言う他ありません。