「住宅確保給付金」が何故使えない制度なのか


>KARASUMA13:あの…失職中で失業手当などが切れて家賃払えないときに3ヶ月~9ヶ月まで、家賃の一定額を政府が負担してくれて、就活サポートもついてくる『住宅確保給付金』って超マイナーな制度があるんだけど…。この記事で取材された人も書いた人も知ってたのか知らんかったのか、なかなか認知されんなあ

 別にあげつらうわけじゃあ無いんですが。

 確かにこういう制度はあるのですが。
 愛知県のWebサイトを見ると、こういう条件が。

(1) 公共職業安定所の職業相談を毎月2回以上受けること。

(2) 毎月4回以上、自立相談支援機関の支援員等による面接等の支援を受けること。

(3) 原則週1回以上、求人先への応募を行う。又は求人先の面接を受けること。

 雇用保険の失業給付より、よっぽど条件が厳しいです。
(というか実行不可能)
 週1で応募て。

 しかも、この制度で給付されるのは家賃の一部だけで、義務づけられた職業相談や支援員面接のためにハローワークに行く交通費すら、支給されないんですね。
 東京みたいに往復300円そこらで電車に乗れるところならそこまで支障はないかもしれませんけど、地方に行ったらバス代往復1000円かかるのザラなんです。(そもそもバスで行けない場所にハローワークがあるところも。)
 それを合計月6回。6千円。無収入の人間にこれを持ち出しで払えと。

 意味無い。

 ちなみに愛知県だと、失業者は県営住宅入れるんですけど、安いとこなら5千円からあるんですね。(クッソ汚いけど。)

 5千円補助受けて、6千円自腹。差引、千円の損。

 よく使う人がいるね、って話ですよ。東京の人が使ってるのかな?
 マトモな窓口職員なら、この辺の事ちゃんと説明してくれます。何の得にならない制度ですよ、って。


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