<a href="https://research-er.jp/articles/view/91866">温暖化条件下で威力を発揮する 水稲の再生能力を活かした米の飛躍的多収生産 – 試験圃場レベルでおよそ1.5t/10aの超多収を達成プレスリリース 掲載日:2020.09.08農業・食品産業技術総合研究機構https://research-er.jp/articles/view/91866</a>>九州地域は、国内のほかの地域に比べ、春や秋の気温が高く水稲の生育可能期間が長い、つまり、早く移植して遅く収穫できるといった特徴があります。更に近年、地球温暖化の影響で春や秋の気温も上昇しており、今後、生育可能期間が一層長くなると予想されます>国内で栽培されている水稲は、多年生の性質を持つため、収穫後にひこばえが発生します。ひこばえを栽培・収穫すると、その分だけ収量が増えますが、収穫に至るまでの十分な気温が必要です。水稲再生二期作は、2回の収穫を要するものの田植えは1回だけであり、2回の田植えを行う二期作に比べ低コストになります。また、1回の田植えで1回の収穫を行う通常の栽培と比べると、多収による低コスト化が期待できます。再生二期作は、これまでに国内においても栽培事例がありますが、近年育成された多収品種・系統や最近の気象条件での収量性の検討は十分に行われていませんでした。>そこで農研機構は、水稲の生育可能期間が長いといった九州地域の地の利を活かした再生二期作で、1回目稲の収穫時期や高さを工夫することにより、1回目稲と2回目稲の合計でどれだけの収量が得られるのかを、近年開発された多収系統を用いて明らかにしようとしました